TOKYOポエケット

ポエケットニュース

第四回東京ポエケット

第4回ポエケットは7月7日、七夕の土曜日とあってブッキングすることが多く、いつもよりは少ないブース数でした。が、熱気と居心地の良さは一番だったと自負しています。この調子で突き進んでいけばいいな。と。。
さて、今回のポエケットの感想をせろりいとまとさんから戴きました。さらにメルマガ「さがな。」の4号で、ポエケットの特集をしてくれましたので、抜粋を掲載させていただきました。詳細は「さがな。」でじっくりお読みください( 川江)


どう書こう。ジュテームさんのも上田さんのもリーディングは聴いていないんだよ。何でオレは肝心なときにそこにいないのだ。オレは単に間抜けなだけなのか、まったく!おー、そうだ、オレは「海の上のコンビニ」の渡辺さんと漸くお話が出来なのだ。おまけに本もGET出来たし。山中さんのところの不思議な小屋にもお邪魔してくつろいだし。山中さんの写真はいいねえ。何だか惹きつかれる。愛らしい女の子を撮った写真(もちろん裏には山中さん独特のユーモアな詩)をGET。いやあ、満腹、満腹と言ってしまおう。ごちそうさま。
何かいい感じ。今回辺りから、ポエケットがいい意味で変わってきたかなって、強く感じた。「さがな。」のブースにいたんだけど、お客さんの顔ぶれが違っていた。今までだと顔なじみの人たちが目立ち、内輪って言われていたんだけど、今回は違う。今までにいなかった新しい人が目についた。子供連れも来ていたし、これは漸くと今までの苦労が実ったのではないか。って言っちゃうのは、まだ早々かな。
今回のイベントは上手く出来たんじゃないのかな。演出にも工夫されているしね。リーディングの出演者を少人数に絞ったことで全体的にメリハリがついていました。今まではリーディングが長くてその後が疲れてだらけてしまう傾向があったんだけど、それが無くなった。それでじっくりと出展者とお客さんとの交流が上手くいったしね。あと、お客さんが自由に出展者の出版物を見ることが出来るブースを設けたのもいいアイデアだったし、色々と工夫が見えました。ポエケットを通して、少しずつ、詩に興味を持ってくれる人が広がってくれれば嬉しいですね。ここに訪れた人が詩集に手を触れたり、詩人たちとお喋りしたりと、詩の面白さを感じ取ってくれたら何よりではないでしょうか。そして、今度は友達を連れてきてどんどん輪が広がってくれたらポエケット冥利でしょ!!そこから新しい詩人が生まれるのだから!!
【寄稿:せろりい とまと】


何だか、わたしが初めて来たときに比べて、グッズを出すブースが増えて、色々工夫もあって、より華やかになった気がする…。そして、 ブース同士の交流も活発になっているし、一般のお客さんたちも確実に増えていた。
東京POEKETが前回開かれた時に、 ネット上でけっこう批判と反省が飛び交ったのを知っているだろうか?内輪うけっぽい、 そして詩集を手に取りにくい、外部の者はすごく居心地が悪い、などなど。
それらを踏まえて、とても開けたイヴェントになっていたように思う。
まず詩集や同人誌を全部チェックできるように、 見本を置くテーブルが出来ていた。 そして、外部の人が入りやすいように、表に松下真己さんが受付をしてくれていた。 これで、とっても入りやすく、POEKETの雰囲気を楽しみやすくなっていたのではないだろうか?何も買わなくっても楽しそうな感じ。
ぱっと目をひくのは「ミネソタのくらげ売り」さんたちだった。 細い針金をたて、 ワイヤーで枝を作り、そこに色とりどりのあみぐるみの、キュートなくらげたちを浮遊させていたのだ。 入り口付近にとても不思議な空間が広がっていた。その支度をする山中さんたちは、ストイックな雰囲気で、詩の、そしてくらげ作りの職人さんといったふうだった。
他にも、 100円で自作の詩をその場で朗読してくれる石渡紀美さんもとても好評で、あれいいよーという声をいくつも聞いた。
そのうち最初のゲスト・リーディング。ジュテーム北村さんだ。魚家は、 以前からお名前は存じていたけれど、初めてジュテームさんの朗 読を聞く。 ジュテームさん。名前がすごい。きっと愛をいっぱいにそそいでくださるのだろう。 わくわく。と待っていたら、ジュテームさんの朗読が始まった。ジュテームさんは、 短く切ったジーンズをはいて、精悍な足を出し、ハードに朗読を始めた。 しぶい。わたしは、(ジュテームさん、もし心外だったらごめんなさい)
「うわー、なんか矢沢栄吉みたいにシャウトされるんだなー」と、感動した。なんだか微妙な表情が、ちょっと似ていらしたのだ。ビートってこんなのかあ、とわかった気がしたのだった。
次なるゲスト、上田假奈代さんのリーディング。  なにをかくそう、魚家は上田假奈代さんの大ファンなのである。 どのくらいファンかというと、今年の夏、生まれて初めて自分一人で着物を着て、帯も本を見ながらしめたほどのファンなのだ。まねっこ假奈代さんだーなどと言って。といっても、 これを読んでいる方にはわからない方もいることと思う。上田假奈代さんは毎回それはそれは美しい和服姿で登場して、とても素敵な空気感のある声で、朗読される方なのだ。もうめろめろである。 あの目線。そしてあの間。やわらかい和語を基調とした言葉のからまりあい。 そしてあのミステリアスな笑顔。うーん、かっこいい。彼女が語り出すと、 会場はいつもしんとなる。針が一本落ちても、その音を聞き取れるくらい静まり返る。 假奈代さんのため息ひとつも聞き逃したくないのだ。すばらしい朗読をまた聞くことが出来て、わたしはとても嬉しかった。なにかしら、この方の朗読にはカタルシスがある。そしてとうとう第四回東京POEKETは終了してしまった。
  【「東京じゃんじゃららんらんらん −東京POEKETにて−」魚家明子より】


編みぐるみ作家の飯村真朱さんとのユニット「ミネソタのくらげ売り」でポエケット に参加。江戸博に行く。
3.6mの釣り竿を立て、その先から錘のついた糸を床に5本扇状にたらす。 その糸に写真と言葉を組み合わせた「ミネソタ通信」とくらげの編みぐるみを、 洗濯物を干すように木製ピンチでとめていく。 他のブースの人々が、準備を終え、ゆったりと座っている中、わたしだけが 動き回っている。設営に時間がかかる。
「場違いだったかな」とも思ったが、 「ミネソタのくらげ売り」はギャラリーなどを使う展示とは違い、 設営の過程も見せるのも、コンセプトの一つ。完成した状態 を見せるのではなく、過程も見てもらう。
朗読が始まるころに、竿の先に飯村さんのくらげの編みぐるみ、ほがらかさんをぶら下げ、設営が終わる。 すると、お客さんがひっきりなしに、訪れるようになる。やはり、 設営している時は近づきがたいものがあるのでしょうか。(声をかけてくれる人もいたが。)  
今回、 ミネソタ通信や、くらげ物を糸に干すだけではなく、オーソドックスに床にバリ土産の布を敷き、その上にも並べ、フリーマーケットらしくなる。他のブースとの大きな違いの一つは、 展示側と見る側を隔てるテーブルがないこと。 椅子もなく、立ち去りやすいので、立ち寄りやすかったのではないでしょうか?居心地がよいと、居つ いてしまった人も。
  河井澪さんのホームぺージ、「ポスネット」のインタビュー記事の感想を言っていく人も多かった。
  ポエケットのために作った物は、 飯村さんが、水色と白の混ざった樹脂のくらげボタン。 そして「98%ミート」という詩の冊子。わたしは、川崎のハロウィン祭りとパリ の写真を使ったミネソタ通信。 宝くじのハズレ券に詩を印刷したもの。クラゲボックスの「空有り」コーナーにアップされている32号をOTPに印刷したもの。 金子光晴のくらげの唄という詩をOTPに印刷し、 それを各連ごとにさまざまなサイズに切り、リンクでとめたもの。透明な単語カードのようになっているのだが、 すぐに売れてしまい、あまり見てもらえなかったのが、残念。
  今回、 うれしかったことの一つはいろいろな人に会えたこと、売上がとても良かった こと。 売れればいいというものでもないが、売れると単純にう れしい。 買ってくれ た 人、ありがとう。見に来てくれただけの人も、ありがとう。
  辛口の友人に売上のことを自慢すると、 ポエケットのような詩をメインとするような場所で、 編みぐるみやミネソタ通信が、そんなに売れるのは、少し寂しいと言われた 。 一理あるような気もするが? 
  ただ、人は、何に詩を感じるのかという気もする。 詩を書けば、詩というわけでもない。もちろん、売れれば詩というわけでもない。
ミネソタのくらげ売りは、 変化しながら、またどこかで、ポッカリ、出没する模様で す。
【「ミネソタのくらげ日記―7月7日と7月29日、そして、つづく」山中隆史より 】